新型コロナ恐れ、子どもの予防接種減 福岡県医師会
竹野内崇宏
福岡県医師会は21日、記者会見を開き、新型コロナウイルスへの感染懸念などで必要な受診まで控える動きが広がっているとして、適切に受診をするよう呼びかけた。子どもの予防接種の件数が減少するなどの影響が出ているという。
医師会のまとめによると、3月の福岡市内の小児の定期予防接種の件数を過去2年の平均と比べると、1歳児が受けるはしか・風疹のMRワクチンは18%、1~2歳児の水痘(水ぼうそう)ワクチンも14%それぞれ減少していた。
上野道雄副会長は「がん発見の遅れや、薬を適切に飲まないことによる健康悪化も懸念される。平時に戻ったと思って、きちんと受診してほしい」と訴えた。
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