(聞きたかったこと 広島)生存者らの生活支援

有料記事核といのちを考える

松島研人
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 広島市東区にある「山田居宅介護支援事業所」。所長の山田寿美子さん(76)は、原爆で両親を亡くした原爆孤児だ。終戦後は貧しい生活を送り、学生時代は差別も受けた。被爆から75年が経った今もなお、被爆者の支援を続けている。その思いを聞いた。

 75年前の8月6日、爆心地から約2・3キロ離れた広島市三滝町(現・西区)にある母方の実家で暮らしていた。

 当時の記憶はほとんどないが、共に被爆した18歳上の長姉、静枝さんによると、爆風で1メートルほど吹き飛ばされ、割れたガラスの破片が体中に突き刺さったという。静枝さんに抱きかかえられ、裏の竹林に避難した。

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