長良川の鵜飼、コロナ禍 大河効果期待も「客がこない」

有料記事

山野拓郎 松永佳伸
[PR]

 新型コロナウイルスが、1300年以上続くとされる岐阜の夏の風物詩、長良川鵜飼(うかい)(岐阜市)を揺さぶっている。鵜匠によるアユ漁は予定より11日遅れて22日から始まるが、観覧船の運航は当面延期のままだ。今年の大河ドラマの舞台となり、多くの観光客を期待した関係者の落胆は大きい。開幕へ向け、感染防止策を練るなど頭を悩ます日々だ。

 「大河ドラマの人気にあやかり、大勢の観光客が押し寄せるはずだったのに……」。岐阜市湊町の鵜飼観覧船乗り場で11日にあった安全祈願祭。同市の担当者は肩を落とした。

 岐阜市鵜飼観覧船事務所によると、今季の乗客の目標は11万5千人。例年、5月は約9500人、6月は約1万5千人の乗客が見込まれる。1月から岐阜を舞台にした大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」の放送も始まり、相乗効果で乗客が増えることを期待していたが、予約の受け付けすら始められないでいる。

ここから続き

 過去2年は自然災害に苦しん…

この記事は有料記事です。残り753文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

新型コロナウイルス最新情報

新型コロナウイルス最新情報

最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[もっと見る]