イスラエル新政権が発足 コロナ対応迫られ、与野党連立

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エルサレム=高野遼
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 イスラエルで17日、ネタニヤフ首相が率いる新政権が発足した。1年半にわたる政権争いで3度の総選挙を繰り返してきたが、新型コロナウイルスへの対応を迫られ、緊急の挙国一致内閣として与野党が手を組む大連立政権が成立した。

 連立は3年間で、まずは与党の右派「リクード」を率いるネタニヤフ氏が首相を続投する。1年半後、野党の中道「青と白」から連立入りしたガンツ元参謀総長に交代する。

 ネタニヤフ氏は17日、国会で「国民は統一政府を求めた。我々はともに国家に尽くすことを選んだ」と演説し、新型コロナウイルスへの対応を優先したことを強調した。

 また、パレスチナ自治区の一部であるユダヤ人入植地などについて「イスラエルの法を適用する時がきた」と宣言し、イスラエルへの併合を進める意向を改めて示した。

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 併合にはパレスチナ自治政府…

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