復帰48年の沖縄、揺らぐ屋台骨「未曽有の経済危機」

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藤原慎一 木村司
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 本土復帰から15日で48年を迎えた沖縄は、経済発展の牽引(けんいん)役として急成長した観光産業が、新型コロナウイルスによって大きく揺らいでいる。2年後に復帰半世紀が控える中、玉城デニー知事は同日の記者会見で「経済はゼロからではなく、マイナスからの立ち上げになる」との考えを示した。

 沖縄では5月に入り新たな感染者は確認されておらず、県による休業要請も14日から一部業種を除き解除された。15日、那覇市国際通りは依然閑散としているが、シャッターをあける店舗もわずかにみられた。

 玉城氏は15日の定例会見で復帰の日にあわせたコメントを公表。新型コロナウイルスの感染拡大に触れて「県民生活、県経済が大きな影響を受けており、今後は県民とともに感染拡大の防止と県経済のV字回復に向けて取り組んでいかねばなりません」と述べた。

 沖縄への観光客数は2018…

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