自宅待機令は「無効」、米中西部で判決 バーも営業再開

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ニューヨーク=鵜飼啓
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 米中西部ウィスコンシン州の最高裁判所は13日、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐために州政府が出した自宅待機令を違法で無効だとする判決を言い渡した。経済活動の再開を急ぐ共和党の州議員らの訴えを認めた。民主党のエバーズ州知事は「判決によって、これまでの努力を無にしてはならない」と反発し、州民に自宅待機を続けるよう呼び掛けている。

 自宅待機令などの措置は多くの州で出されているが、トランプ米大統領が経済活動の再開を重視していることもあり、共和党を中心に一部で反発が強まっている。米メディアによると、司法が無効だと判断した例は初めてという。

 ウィスコンシン州政府は3月25日、多くの企業の営業を停止し、州民に自宅待機を義務づける緊急令を出した。その後、条件を緩和しつつ、期限を5月26日まで延長していた。これに対し、共和党議員が「議会の定めた手続きに沿っていない」として提訴し、保守派の判事が多い最高裁も4対3の小差で認めた。判決によって、待機令は即日で効力を失い、州内では営業を再開するバーもあった。

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