第5回ラブライブ!のポスター批判したら… 虚偽申請で凍結

有料記事

[PR]

 ネット上では激しく相手を「たたく」行為がやみません。なぜ、炎上は繰り返されるのか。言論について考えるシリーズの5回目です。

写真・図版

 今年2月、目を覚ますとツイッターのアカウントが凍結されていた。

 ライターの赤木智弘さん(44)にとって、新作の告知や意見の発信、取材先ともつながる重要なツールだった。フォロワー1万7千人との交流は突然絶たれた。ツイッター社からは「DMCA侵害の疑い」と警告文がメールで届いた。DMCAとは米国著作権法。赤木さんの投稿が他人の著作権を侵害しているとの趣旨だったが、身に覚えはなかった。

 同時期に警告文が届いたのは赤木さんを含む7人。互いに面識はなかったが、2月に静岡県のJAなんすんがアニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」と一緒に作ったポスターについて、キャラクターのスカートに不自然なしわがあり、性的な表現だなどと指摘していた。7人の意見に濃淡はあるが、ネットの一部では、「表現の自由をつぶしに来た」と荒れていた。

 凍結を申請したのは29歳の…

この記事は有料記事です。残り1494文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【春トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら