「田舎っぽいので」大字は廃止 リッチな村の都会化戦略

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臼井昭仁
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 「日本一リッチ」と呼ばれる愛知県飛島(とびしま)村。4月に就任した加藤光彦・新村長(62)が掲げた公約の一つに住所表記の変更がある。公式な文書では省略できない「大字(おおあざ)」の表記を村内の住所から全廃するという。

 「地区の『大字』を取り除き、田舎のイメージをぬぐい取る」

 加藤氏が選挙戦で配布したチラシには公約の一つとしてこう書かれている。村長選で現職を破ったあと、加藤氏は改めて利点について語った。「(住所表記が)短くなるので書く手間が省ける。自営業者なら長ったらしい書類、判子を作らずに済む。(廃止に)お金はそれほどかからないのでいいことずくめ」

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 「大字廃止」には、計13年…

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