子供に料理を任せてみたら 火・包丁を使わないレシピも

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才本淳子
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 長らく続く休校や外出自粛で、毎日3食の準備に疲れている方も多いのでは? そんな時、子どもに料理を任せてみるのも手かもしれません。実践している家庭では子どもの「発見」や「学び」につながっているようです。包丁や火を使わないレシピもおすすめです。

 札幌市で食育教室を開いている和田順子さん(39)は一斉休校が決まった瞬間、「3食つくるのか……」とがっくりした。ふだんから簡単でおいしく、栄養がとれる食事を意識してつくっているが、「食べることは好きだけど、料理が苦にならないというわけではないんです」。

 そこで、長男(11)と次男(8)を「昼ご飯担当」に任命した。基礎的メニューが載った料理本を1冊渡し、その中から2人が食べたいものを選んでつくる。オムライス、フレンチトースト、卵サンドなど卵料理が続いたこともあったが、「自分でメニューを決めるとやる気が違う。栄養は3日間くらいでバランスが取れればいいと決め、相談には乗りましたが、2人に任せた。献立は『ゆるーく』がポイントです」と和田さん。

 2人は料理を手伝った経験もあるので、包丁や火を使う時も口出しはしなかったという。「一から完成まで、自分たちだけでできることが、うれしかったみたい」。ただ、子どもたちのペースで料理できるよう、準備する時間をたっぷりとった。

 「4分の1」などと分数が出てきたり、計量が必要だったり。野菜に塩や酢をかけると、色が変わる様子も楽しんでいたという。和田さんは「ちょっとした実験。自分たちでネットで調べたり、段取りも考えたりして勉強にもなっていると思う」。

 大人の仕事は食べて、感謝と感想を述べること。「本当に助かっているし、昼ご飯づくりを通して2人ともたくましくなったと感じています」と話している。

記事の後半では、火も包丁も使わないレシピを紹介します。

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