オンライン授業、米国でも格差の懸念 児童の4割欠席も

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ワシントン=大島隆
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 新型コロナウイルスの感染拡大によって、多くの学校が閉鎖された米国ではオンライン学習が広がっている。自宅にいても学び続けられるという利点はあるが、家庭のネット環境などによって教育格差が広がるという懸念も出ている。

 メリーランド州モンゴメリー郡の高校3年生、エザン・カルフーンさんの1週間は、月曜日にコンピューターの画面を開き、「Google Classroom(グーグル・クラスルーム)」でその週の課題を確認することから始まる。教師はグーグル・クラスルームでオンライン上の「教室」をつくり、課題を出したり、生徒からの質問を受け付けたりできる。カルフーンさんの高校では以前から使っていたが、コロナウイルスの拡大を受けて導入した学校も多い。

 教師も在宅勤務だが、生徒からの質問を受け付ける時間帯を設け、ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」でやりとりをする。一部の教師は、Zoomを使って対面の授業と同じような方法で授業もしている。カルフーンさんは学校からの課題以外にも、ユーチューブで公開されている授業の動画を見ながら、テストに向けた勉強もしている。

 「モチベーションを保つこと…

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