「高橋由伸2世」球団代表へ転身 徳島で攻めの経営

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内田快
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 野球の独立リーグ、四国ILの徳島インディゴソックスに今季、26歳の球団代表が誕生した。慶大時代に「高橋由伸2世」と呼ばれ、強打でならした谷田(やだ)成吾さんだ。新型コロナウイルスの影響でリーグ開幕は延期となったが、次々と改革の手を打っている。

 2005年のチーム創設以来、赤字の年がほとんどという状況を好転させるべく、若き代表は就任から矢継ぎ早に手を打った。

 その一つが、3月に予定されていた開幕2連戦の観客動員を目標にした「1万人動員プロジェクト」。話題性を高めるため、先輩の高橋さんらをゲストとして呼ぶことに。費用約200万円はクラウドファンディングで集めてみせた。

 「うちはお金も人も足りない」。球団職員はわずか4人。営業や選手への同行で忙殺される。そこで本業は別に持ちつつも、球団に協力してくれる人を集めてチームを立ち上げた。

 メンバーは谷田代表が声をかけ、応じてくれた20代中心の16人。ほとんどが徳島県外在住で、デザイナーやテレビ局員らもいる。「お金では還元できないが、球団の運営に携わることができる、経験値を得られる。様々なモチベーションで協力してくれている」

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 彼らのスキルを生かしたSN…

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