PCR検査、歯科医も検体採取が可能に 人手不足に対応

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姫野直行
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 新型コロナウイルスの感染を調べるPCR検査の拡充に向け、厚生労働省は26日、検査のための検体採取を歯科医師もできるようにすることを決めた。人材不足に対応する期間限定の特例で、研修の受講や患者の同意などの条件を課す。

 PCR検査の検体は、鼻やのどに綿棒のようなものを突っ込んでぬぐい取る必要がある。採取時に感染する危険性が高いとされ、一般の診療所ではなく、感染対策が整った帰国者・接触者外来で、医師、医師の指示を受けた看護師や臨床検査技師が対応してきた。

 一方で、日本の検査数は諸外国に比べて少ないなどの指摘があり、政府は1日2万件を目標に体制整備を進めている。厚労省によると、1日に検査できる件数は24日時点の合計で約1万5千件。政府の専門家会議が22日にまとめた提言は、検体採取を担う人材の不足を指摘していた。

 歯科医師の特例は、日本歯科…

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