コロナ感染、スマホで経路たどる 高校生がアプリ開発

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阿部浩明
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 もし自分が新型コロナウイルスに感染したとき、過去2週間、どこにいて誰と関わったか、聞かれても思い出せない――。そんな心配をしている人もいるはず。濃厚接触者を「割り出しやすくなるように」と、北海道函館市の高校2年生加藤周(しゅう)さん(16)が、スマートフォンの「iPhone」に行動履歴を自動で記録するアプリを開発した。感染拡大を防ぐために、リンク(感染経路)を追って、濃厚接触者を割り出す作業に威力を発揮しそうだ。スマホ全地球測位システム(GPS)機能と連動させた「足あとトラッカー」だ。アップル社の「アップストア」から無料でダウンロードできる。

 インストールしたスマホを持ち歩くだけで、移動したルートを地図上に記録。10メートルごとに、位置情報と滞在時刻を表示できる。アプリを閉じていても記録は継続する。個人情報保護に配慮し、行動履歴を保存するのは本人の端末に限定した。

 開発を思い立ったのは、感染経路の不明な事例が増え、ウイルス封じ込めの障害になっているとニュースで知ったため。試作アプリを家族のスマホに搭載し、自分でも何度も街を歩きながら改良を重ね、10日ほどで完成させた。

 小学4年のとき、中高生向け…

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