「ずっと隔離、ご飯が楽しみ」検温で始まるホテルの1日

有料記事

戸田政考 嘉幡久敬
[PR]

 新型コロナウイルス感染が全国で拡大する中、軽症者の宿泊療養を広げる動きが出ている。政府も23日、自宅よりホテルでの療養を優先とする方針を示した。東京都では軽症者や無症状の患者が病院からホテルへと移り始めて2週間余り。患者は毎日検査を受け、ホテルを出る日を待つ。医療スタッフらは、ホテル内での感染防止と患者の健康観察に緊張感を持って臨む。

 東京都港区のホテル。都内の男性(39)は19日、4日ぶりに、ここを後にした。男性は3月28日に発熱。その後、PCR検査で新型コロナ陽性と分かり、今月7日に入院した。発熱症状などがおさまり15日にホテルに移ったが、検査の結果、退所の基準をクリアした。

 「検温して下さい」。ホテルの一日は、毎朝7時に流れる館内放送で始まる。配られた体温計を使って各部屋で体温を測り、症状の有無を健康観察票に書き込む。

 朝食は午前8時。1階ロビー…

この記事は有料記事です。残り1263文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

新型コロナウイルス最新情報

新型コロナウイルス最新情報

最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[もっと見る]