ガガ呼びかけのライブに137億円 WHO基金に寄付へ
世界保健機関(WHO)などは20日、新型コロナウイルスへの対策で最前線に立つ医療従事者を応援するために行われたコンサート「One World: Together at Home」が、約1億2800万ドル(約137億円)を集めた、と発表した。コンサートは、米国の歌手レディー・ガガさんが世界中に呼びかけ、テレワークによって実現した。WHOのテドロス・アダノム事務局長は会見で「多くのミュージシャン、コメディアン、人道活動家に対し、成功させてくれたお礼を言いたい」と述べた。
コンサートは米東部時間の18日午後2時(日本時間19日午前3時)から8時間にわたって行われ、ポール・マッカートニーさん、スティービー・ワンダーさん、エルトン・ジョンさんら大御所や、若者に人気のテイラー・スウィフトさん、キース・アーバンさんらが出演した。中南米など英語圏以外のミュージシャンも登場し、アジアからは韓国の「SuperM」などが出演した。
音楽の合間には、世界中の医師や看護師らが過酷な体験や仕事のやりがいを語るビデオが流れた。また、俳優やスポーツ選手ら多くの著名人が医療従事者を激励するメッセージを寄せた。
WHOとともに主催をした「グローバル・シチズン」によると、動画サイト「ユーチューブ」の公式チャンネルで視聴した人は2300万人に上る。集めた資金は、WHOが新型コロナウイルス対策のために設けた「連帯対応基金」などに寄付されるという。
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