宮崎)口蹄疫との戦いコロナに生かす 県

有料記事

神崎卓征 高橋健人
[PR]

 新型コロナウイルスの猛威が世界を覆う中、県内では20日、家畜伝染病口蹄疫(こうていえき)」が発生してちょうど10年を迎えた。河野俊嗣知事は「口蹄疫(こうていえき)を乗り越えてきた本県だからこそ、再度、県民一体となって同じ気持ちで対処すれば、必ずやこの困難な状況を乗り越えることができる」との談話を発表。「目に見えない敵」とたたかった経験をコロナ対策でも生かすことができるか――。

 2010年に都農町で発生した口蹄疫は、川南町、高鍋町新富町木城町国富町、えびの市、都城市宮崎市西都市日向市の5市6町に広がり、8月27日の終息宣言まで4カ月かかった。

 その間、各地でさまざまな感染拡大防止策が取られた。人の移動とともにウイルスが広がるのを防ぐため、隣県との往来を制限。幹線道路には散水車が消毒薬を散布し、建物や道路などで人や車両が徹底的に消毒された。夏の高校野球の宮崎大会も準々決勝まで「無観客試合」となった。

ここから続き

 10年たった今も、県庁や市…

この記事は有料記事です。残り804文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

新型コロナウイルス最新情報

新型コロナウイルス最新情報

最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[もっと見る]