長野)長野市の対応に疑問、市保健所長に聞く

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遠藤和希

 新型コロナウイルスの感染拡大で、県内も緊急事態宣言の対象になった。医師でもあり、長野市で新型コロナ対策の指揮を執る市保健所の小林良清所長(61)に市の対応に対する疑問に答えてもらい、市民が注意すべき点を聞いた。(遠藤和希)

 歓楽街・権堂町のキャバクラ「林檎館(りんごかん)」で、スタッフ3人の感染が相次いで発覚した。多数の濃厚接触者のほか不特定の客もいて、クラスター(感染者集団)の発生が懸念されている。市中感染を回避するための対策は。

 濃厚接触者をおさえるのが感染症対策の基本だ。残念ながらまだ特定できていない利用者がいるので、なんとか保健所とつながるように取り組む。(感染したスタッフが勤務していた)5日間は1日10~15人の利用があったということだが、20日現在、計36人から連絡をもらった。

 対応としては、感染者には感…

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