韓国総選挙、与党が圧勝 文政権のコロナ対応を評価
ソウル=鈴木拓也
15日に投開票された韓国総選挙(定数300、任期4年)で、文在寅(ムンジェイン)政権を支える進歩(革新)の与党が6割の議席獲得を確実にして圧勝した。政権の新型コロナウイルスへの対応が評価され、残り2年の任期を残す文大統領は安定した政治基盤を得た。
16日午前10時半現在、KBSテレビは開票率99・9%として、与党「共に民主党」系が180議席、保守の最大野党「未来統合党」系が101議席を得たと報じた。
共に民主党は、進歩勢力の地盤である南西部・全羅道地域で圧勝した。勝敗を左右するソウル首都圏でも多くの支持を集め、過半数に満たない現有議席から約50議席を積み増した。
同党の選挙責任者を務め自らも当選した李洛淵(イナギョン)・前首相は「国民は新型コロナウイルスがもたらした国家的災難を克服し、世界的な危機に対処する責任を政府与党に託した」と語った。
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一方、未来統合党は、保守色…
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