積極的な地球温暖化対策を各国が怠り、現在の温室効果ガス排出削減の目標を達成できない場合、総額で世界の国内総生産(GDP)の数倍の損失が今世紀末までに発生する。そんな論文を中国などの研究チームがまとめ、14日付の英科学誌ネイチャーコミュニケーションズに発表した。
温暖化対策の結果、気象災害や健康への悪影響が抑えられれば利益があるが、対策にかかるコストも課題だ。チームは、低炭素化技術の進歩や温暖化の進行などを仮定して9種のシナリオを作り、経済的な「収支」を予測した。
すると、各国が、温暖化防止…
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