桜咲く仁和寺、和紙の「覆面」マスク配布 平癒願い込め
大村治郎
世界遺産の仁和寺(にんなじ)(京都市右京区)で、境内の御室桜(おむろざくら)(国名勝)が見ごろを迎えている。約200本ある御室桜は遅咲きで知られ、川端康成の小説「古都」にも登場する。木の高さが約2~3メートルと低く、足元から雲がわくように咲くといわれる。同寺によれば、見ごろは13日ごろまでという。
境内の御殿では新型コロナウイルス感染予防への意識を高めてもらおうと「覆面」と呼ばれる和紙製のマスクを拝観者に配布している。病気平癒の願いを込め、マスクには薬師如来の御朱印が押されている。
拝観受け付けは午前8時半~午後5時。特別入山料は一般500円(御殿との共通券は800円)。問い合わせは同寺(075・461・1155)へ。(大村治郎)
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