宮城)台風19号被災 住宅再建に課題多く…

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伊藤政明 志村英司 井上充昌 角津栄一
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 宮城県内で21人の死者・行方不明者が出た昨年10月の台風19号の被災地では、思うように住宅の再建が進まず、住民の不安が募っている。全半壊したのは、阿武隈川や吉田川の流域を中心に3千棟超。新型コロナウイルスの感染拡大も、日常を取り戻す足かせになっている。

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 「住民は『もっと早く』と思っていたと思う。これから積極的に、予定通りできるよう努めたい」。12日で被災から半年となるのを前に、丸森町の保科郷雄町長は10日に会見を開いて、こう意気込んだ。

 台風19号では、町を流れる阿武隈川の三つの支流で決壊が相次いだ。死者・行方不明者は11人にのぼり、一時545人が避難。272世帯(2月末時点)がプレハブ仮設住宅やみなし仮設住宅で生活している。

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 町は3月、2024年度まで…

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