岩手)「コロナ疎開」「帰省」ジレンマ 戻りたいけど…

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 全国で新型コロナウイルスの感染が広がるなか、インターネットでは、感染者がまだ確認されていない岩手県内など感染者が少ない地域へ避難する「コロナ疎開」という言葉が飛び交っている。一方で、首都圏などで暮らす県出身者からは、「地元へ帰りたい」という切実な声も聞かれる。

 9日早朝、盛岡駅西口に東京都内からの夜間高速バスが到着した。

 「引っ越したばかりだったけど……」。この春、都内の会社に就職した女性(17)は、研修が延期となり県内の実家に帰省することにした。東京では、食料などの買い物以外は外出を控え、こまめな手洗いを心がけたが、慣れない土地での「自宅待機」には疲れがたまった。研修や勤務の予定は今月末まで分からないといい、「今後が不安。今は実家で感染に注意しながら過ごしたい」と話した。

 岩手からの下宿生を受け入れ…

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