世界の貿易量、最大32%減か 北米・アジアの打撃憂慮

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ロンドン=和気真也
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 世界貿易機関(WTO)は8日、2020年のモノの貿易量が前年比で最大32%減るとの見通しを発表した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で世界的に経済活動が停滞しており、リーマン・ショック時を大幅に超える落ち込みを予測している。

 WTOは感染の影響度合いに応じて二つのシナリオを想定。「32%減」は、貿易量が大きく落ち込み、20年後半も完全に回復しない最悪のシナリオに基づく。貿易量が20年後半に持ち直す楽観シナリオでも前年比13%減となる見通しだ。

 地域別では、北米とアジアが深刻な打撃を受けそうだ。産業別では、サプライチェーン(部品供給網)が複雑で回復に時間がかかる電機や自動車の落ち込みが大きいとみている。

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