国立公園でテレワークを 環境省、新型コロナの対策

水戸部六美
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 新型コロナウイルス緊急経済対策環境省は、国立公園内に休暇(vacation)を兼ねて滞在して仕事(work)をする「ワーケーション」を後押しする。キャンプ場などにテレワークに必要な通信環境を整備する。そのほかの対策と合わせて、7日に閣議決定された2020年度補正予算案に関連経費計115億円を盛り込んだ。

 新型コロナの感染拡大の影響で、国立公園への観光客は大幅に減っているが、キャンプ場などは屋外で比較的感染リスクも低い。新型コロナでテレワークも普及しつつあり、感染収束後に自然の中で息抜きをしながら仕事をするワーケーションが広まることを見据え、約6億円かけて国立公園内のキャンプ場などに通信環境を整備する。また関連ツアーの実施費用を支援する。

 そのほか、国外から国内に生産拠点を移す企業が増えていることを受け、工場や店舗で消費する電力を、それらの屋根で太陽光発電する事業者に、太陽光パネルの設置費用を支援するため、計50億円を盛り込む。収束後を見据え、飲食店に客足が戻るように高機能の換気設備の設置にも計30億円の補助を出す。(水戸部六美)

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