コロナ院内感染相次ぐ 慶応大病院は救急診療も停止

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後藤一也 柏木友紀
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 新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、病院内での感染が増え、医療提供が難しくなるところが出てきている。慶応大学病院東京都新宿区)では、永寿総合病院東京都台東区)から3月26日以降、転院してきた患者1人の感染がわかり、その後、研修医や看護師、患者の計8人の感染が判明。28日から外来の初診受け付けをやめ、31日からは救急診療も停止している。ほかの医療機関からの患者の受け入れなど、入院についての制限はしていない。

 慶応大病院によると、研修医の感染は31日にわかった。感染経路は調査中。すべての初期研修医が濃厚接触者の可能性があり、自宅待機とした。数十人程度いるとみられる。

 病院のホームページによると、ベッド数は960。1日平均の外来患者数(2017年度)は約3千人。広報担当者は「医療現場は大変な状況にある。感染を広げないことを第一に考えている」と話す。

 永寿総合病院では、24日に…

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