「落ち着いて指せたら」藤井七段、棋聖戦準決勝向け抱負

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佐藤圭司
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 将棋の高校生棋士、藤井聡太七段(17)が3月31日、第91期ヒューリック棋聖戦産経新聞社主催)の決勝トーナメントの準々決勝で、菅井竜也(たつや)八段(27)に勝ち、渡辺明棋聖(35)=棋王、王将と合わせて三冠=への挑戦権獲得まで、あと2勝と迫った。午前10時に始まった対局は、午後6時24分、同一局面が繰り返される「千日手」(引き分け)が成立。30分後の午後6時54分に始まった指し直し局が終局したのは午後10時36分という激戦だった。藤井七段が今期棋聖戦で挑戦者になれば、将棋界のタイトル挑戦の最年少記録(17歳10カ月)を更新する可能性がある。

 終局後の両対局者ヘのミニ・インタビューのうち、主なやりとりは、以下のとおり。

〈まず、勝った藤井七段へ〉

――「千日手指し直し」になる、激しい戦いだった。今回の対局を振り返ると?

藤井七段「千日手局の方は、ちょっと、中盤以降は自信が無い展開になってしまったのかなあと思って、指していました。指し直し局は、少し、序盤で仕掛ける手を見つけることが出来ずに、少し不本意な展開になってしまったかな、と思っていたんですけど……」

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――(棋聖戦の決勝トーナメン…

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