大阪)自分史で認知症予防を 天王寺区の「新聞印刷」
松尾由紀
大阪市天王寺区の印刷会社「新聞印刷」が、自分史講座を通じた認知症予防に力を入れている。昔を思い出して書くことは、脳を活性化する「回想法」につながるとされ、認知機能改善に効果があるといわれるアロマオイルの香りを発する専用用紙も開発した。
同社は1984年から、書かれた質問に答えを書き込んでいくことで自分史がまとまる冊子を販売。ロングセラーになっており、各地のカルチャーセンターなどで自分史講座も開いてきた。
最近は、アロマオイルの香りが感覚を刺激し、認知機能を活性化させるとの鳥取大の研究成果に着目。手が触れるなどの軽い摩擦でアロマの香りが広がるインクを使ったオリジナルの自分史ノートをつくった。
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