大分)新型コロナ退散願う妖怪 段ボールクラフトで制作
加藤勝利
新型コロナウイルスの感染拡大への不安を少しでも和らげようと、江戸時代の妖怪伝説に登場する「アマビエ」の段ボールクラフトを国東時間(大分県国東市)が制作した。同社社長の松岡勇樹さん(57)が、外出もままならないストレスの解消とウイルス感染拡大の沈静化を願い、設計から10日ほどで完成させた。
同社は段ボールクラフト製品「FLATS(フラッツ)」の企画開発を手がける。人気キャラクターや干支(えと)の動物などの立体イメージを、CTスキャンのように輪切り状に切断・分解し、それらを再構築する仕組みだ。組み立てに接着剤を使わず、ディスプレーやインテリアとして外国人観光客らにも人気が高い。
今回のモデルとなったアマビエは、江戸時代の弘化3(1846)年、肥後国(熊本県)で海中から姿を見せた妖怪。「当年より6年の間は豊作が続くが、疫病がはやるので自分の姿を写して人々に見せよ」。そう告げて、また海中に消えたと伝えられる。
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新型コロナウイルスの感染が…
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