家族を介護する人から、もし自分が新型コロナウイルスに感染した場合に家族の介護を頼める人がいないなど、不安の声が一般社団法人日本ケアラー連盟に寄せられている。同連盟は27日、介護者(ケアラー)が感染した場合に介護が必要な人を受け入れる態勢整備や、介護者向けの情報を集めた特別ウェブサイトを立ち上げる必要性などを訴える緊急アピールを公表し、国や自治体に対策を求めている。
同連盟は21日から、新型コロナウイルス感染拡大による介護への影響や、自身が感染した場合の代替策などについて、介護者にウェブで緊急アンケートを募っている。回答期限は30日までだが、24日時点で209人から回答があり、その一部を公表した。
介護者自身の感染については、「ケアラーである私が寝込むとか隔離・入院になると、妻の生活がたちまち立ちゆかなくなる」「母子家庭で障害児を育てています。家族が隔離になったら残された子の面倒は? 濃厚接触者になるとショートステイ、デイサービスが利用できなくなる」など、介護を受けている家族への影響を懸念する声が寄せられた。
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介護を受ける家族は基礎疾患…
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