滋賀)大津市議会に市民の声を 独自の「広聴会」制度化

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新谷千布美
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 大津市議会は4月から、市政の重要課題について市民から直接意見を聞く広聴会制度を設ける。既存の制度とは違い、市側が議会に提案する以外の案件でもできるのが特徴。独自の制度化は地方議会では全国初という。27日の本会議で条例改正案が可決された。

 新制度は市役所支所や学校の統廃合など、市側が議会に諮らずにできる課題について「市民の声を聞くべきだ」と判断した場合、2会派と6人以上の議員の賛同で開催を請求できる。意見を述べる公述人は公募し、意見の偏りを防ぐため賛否が同数になるよう各会派に推薦を求めることもできる。インターネットで公開し、議事録も残す。

 現行制度は地方自治法に基づき、議会に提出された予算案や重要な議案を審議するときに「公聴会」を開くことができる。しかし公述人の選定を議会中にするため人選が難しく、審議も長期化するおそれから同市で活用はなかったという。

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