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　新型コロナウイルスの感染が広がる米国では、「隔離施設」に関心が高まっている。かつてのミサイル基地を核戦争や大災害に備えたシェルターに改造し、富裕層向けに販売する業者には問い合わせが相次いでいるという。昨秋取材した業者に、改めて話を聞いた。

　「妄想にとらわれているだけだと我々をバカにしていた人々もいたが、明らかに変わった。問い合わせの電話がどんどんかかってくるよ」

　電話口で、ラリー・ホール氏（63）の口調は自信に満ちていた。

「生き残り用」の分譲住宅　契機は９・１１

　昨年10月、ホール氏が開発…