北海道の「神顔」知事、中国で人気 コロナ対応「鉄腕」

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三木一哉
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 北海道の鈴木直道知事(39)が中国で注目されている。新型コロナウイルスの感染拡大がもっとも速く進み、一時は国内最多の感染者数となった北海道。「緊急事態宣言」を打ち出した鈴木知事が中国のニュースサイトで紹介されるようになり、中国版ツイッター微博(ウェイボー)」などの中国のSNSで評判が広がった。中国の人々の目には、鈴木知事がどんな風に見えているのか?

「神顔」「鉄腕抗疫」SNSで評判

 「神顔(シェンイエン)」(美男子)、「鉄腕抗疫(ティエワンカンイー)」(すご腕で疫病と戦う)――。中国のSNSでは好意的なコメントが目立つ。「美男子で責任感もある」「品行と外見と両方を備えた人物だ」「最近、北海道知事鈴木直道のファンになった……各国各地、出来るだけ早く、この困難を突破してほしい……」

 中国で鈴木知事の動向が報道されるようになったのは2月末だ。25日には、北海道で感染確認された人は35人となり、東京都を抜いて全国最多になった。その夜、鈴木知事は道庁の会議で、「私は休校を含めて検討すべきだと思う」と教育長に要請。28日には、法的根拠のない「緊急事態宣言」を出し、週末の外出自粛を求めた。

中国の人々が注目するのは、鈴木知事の新型コロナウイルスへの対応ばかりではありません。20代の写真とともに生い立ちや経歴などその横顔を紹介します。

 知事は26日の臨時会見で、一斉休校について北海道民にこう呼びかけている。

 「前例のない事態で国も答えを見いだすことができない。北海道の取り組みをつくらないといけない。やりすぎではないかというご批判もあるかもしれませんが、政治判断は結果がすべてだ。結果責任は知事が負う」

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 愛国主義と対日米欧強硬路線…

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