封鎖の武漢、孤独じゃなかった 日記完結、1億人の輪に

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上海=宮嶋加菜子
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 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、中国政府による封鎖が続く湖北省武漢市で暮らす作家の方方さん(64)が、封鎖下の日常や中国社会への思いをつづったブログの日記が24日、最終回を迎えた。日記は封鎖が始まった2日後の1月25日から毎日投稿され、全60編に上る。ネット上には終了を惜しむ読者の声があふれた。

3月24日 武漢封鎖62日目。私の記録は第60編となり、これで最終回となる。最終回が、武漢開城の発表のタイミングと重なったのは、記念すべきことだ。

 方方さんは25日午前0時過ぎ、ネットに投稿した日記の冒頭で、こう記した。

 湖北省政府は24日午後、4月8日に武漢市の封鎖を条件付きで解除すると発表。方方さんは武漢市民にとっての大きな節目を喜ぶ一方、武漢市だけで2500人を超える死者が出たことに対し、当局の責任を問い続ける考えを示した。

 ■日記は今日が最後になるけ…

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