第2回優里被告は「自分と重なる」 記者に託した一通の手紙

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こぼれ落ちた命~目黒児童虐待死事件②

 2018年3月に虐待で亡くなった船戸結愛(ゆあ)ちゃん(当時5)の母親、優里(ゆり)被告(27)=一審で懲役8年、控訴中=と拘置所で面会するようになったきっかけは、一通の手紙だった。

 昨年9月の判決後、以前取材した大阪府内のDV(家庭内暴力)被害女性から、優里被告に手紙を届けてもらえないか、と頼まれた。「彼女の裁判のニュースを読めば読むほど、自分と重なる。判決や、世間の母親批判は、私にも向けられたもの」

 女性の手紙は、元夫の心理的支配から逃げ出せず、結果的に子どもを虐待死させたとされる優里被告の心情に寄り添うものだった。「たくさんのものを失ったよね。たくさんつらかったのに」

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