福井)山口・下関で発掘された恐竜の卵化石、新種と判明

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南有紀
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 福井県立大の恐竜学研究所は県立恐竜博物館との共同研究で、山口県下関市の前期白亜紀(1億2千万~1億年前)の地層から見つかった恐竜の卵の化石が新種と発表した。当時の東アジアの広い範囲で、同じか近い種の恐竜が生息した可能性を示す発見という。

 化石は発掘場所にちなみ、「ムルティフィスウーリトゥス・シモノセキエンシス」(下関の多裂卵石の意味)と名付けられた。1965年に発掘され、2017年に恐竜の卵の化石と判明。国内で最初に見つかった恐竜化石で、国内で発見されていなかった種の卵とされていた。

 その後、殻の表面の裂け目のような溝などから「ムルティフィスウーリトゥス卵属」の卵だと判明。同属よりも殻が約3・7ミリと厚く、裂け目の幅も広いことなどから新種と断定した。

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