石川)オウサマゲンゴロウモドキ 国内初の産卵確認

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岡純太郎

 世界最大種のゲンゴロウ、オウサマゲンゴロウモドキの産卵に、石川県ふれあい昆虫館(白山市八幡町)が国内で初めて成功した。

 産卵を確認したのは3月10日午前9時20分ごろ。水生昆虫の飼育を担当する学芸員の渡部晃平さん(33)が水槽をのぞき込むと、水中のリュウキンカの茎部分にオウサマゲンゴロウモドキのメスが卵を産み付けていたという。正確な卵の大きさは測定できていないが、一般的には全長9ミリほどとされ、国内に分布する同種と比べて相当大きいという。

 同館では18日までに10個以上の卵を確認している。渡部さんは、「産んでくれるかどうか分からなかったので、まずは一安心。繁殖につながるようしっかり育て上げたい」と話した。

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 オウサマゲンゴロウモドキは…

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