イランで死者1千人超 大統領「感染ピーク過ぎた」強調

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杉崎慎弥
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 イラン保健省は18日、新型コロナウイルスに感染した死者数が前日から147人増えて、1135人になったと発表した。死者が千人を超えたのは中国、イタリアに次いで世界で3カ国目となる。ロハニ大統領は16日、「(感染の)ピークは過ぎた」と強調したが、感染者数も増え続けて1万7361人(前日比1192人増)となり、沈静化のめどは立っていない。

 イランでは20日にイラン暦の新年を迎え、例年なら人の往来が活発になる。このため、イラン政府は感染拡大防止策として、市民に自宅で待機するよう求め、都市間を移動する市民の体温や健康を警察官らがチェックし、感染が疑われる場合には移動を制限する措置を開始した。

 ロハニ師は「都市を封鎖することはない」とするが、封鎖を恐れた市民が生活物資を買いだめするために、テヘランのスーパーなどに殺到する事態となっている。司法当局も感染したと知りながら医療機関に行かなかったり、隔離に応じず感染を拡大させたりなどした場合、懲役1年の刑罰を科す方針で、市民の移動を制限して感染拡大防止に躍起となっている。

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