兵庫)手塚治虫原作「陽だまりの樹」 舞台化

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 幕末の激動に翻弄(ほんろう)されつつも自ら信じた道を貫こうともがく若者たちの姿を描いた大阪出身の漫画家・手塚治虫の作品「陽(ひ)だまりの樹(き)」を原作とした舞台「新 陽だまりの樹」が4~5月、東京、大阪など全国5カ所で上演される。

 幕府の崩壊に感づきながらも幕臣の使命に殉じる一本気な武士・万二郎を上川隆也さん、手塚治虫の曽祖父にあたる実在の蘭方医・良庵(りょうあん)を中村梅雀さんが演じる。過去に舞台化された際は万二郎と良庵の友情が主軸として描かれてきたが、今回の舞台は「万二郎目線」を強めた新たな脚本と演出で練りあげたという。

 万二郎と良庵が思いを寄せる「おせき」を演じる大阪出身のタレント山田菜々さん(27)は「一個人があらがえないような大きな流れが渦巻いた時代。動乱の舞台となった京都各地の史跡を訪ね歩き、あの時代に生きた人々の空気感を再現できるようイメージをふくらませてきました」と話す。

 5年前にアイドルを卒業し…

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