突然の休校「残り1日、何が…」奔走した教師、生徒の涙

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浦島千佳
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 新型コロナウイルス対策として「全国一律休校」の方針が掲げられ、突如決まった休校。限られた時間でどう生徒たちを送り出すか。学校側も対応に奔走した。

 名古屋市立一柳中学校(同市中川区)の職員室は27日夜、休校のニュースに揺れた。

 当初「市立学校は卒業式も中止」という報道もあり、3年生を担当する教諭らは「残り1日で生徒たちに何ができるか」を急きょ練ることになった。

 3月3日の卒業式の後で保護者向けに流す予定だった思い出のスライドショーを生徒向けに流すことや、卒業証書の代わりに感謝状を作って手渡すことが決まり、夜遅くまで動画の編集や感謝状づくりに追われた。

 「卒業式がなければ明日が生徒たちに会える最後の日。送り出してあげるために何ができるか考えた」と米田真那登(まなと)教諭(31)は話す。

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 結局、28日朝になって卒業…

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