哲学者の千葉雅也さんがゲイを生きる主人公を描き、芥川賞候補になったデビュー小説「デッドライン」は、女性からの反応がよかったといいます。千葉さんはそこに、ゲイと女性がともに抑圧を受けている現状をみます。同調圧力の中で、「みんながマイノリティーになることが大事」と語ります。
◇
「デッドライン」は2000年代初めの東京を舞台にした小説です。昨今のLGBTブームが到来するはるか昔、ゲイの欲望の薄暗いところも含めて、あの時代を描きたいと思いました。
僕は19歳でゲイであること…
哲学者の千葉雅也さんがゲイを生きる主人公を描き、芥川賞候補になったデビュー小説「デッドライン」は、女性からの反応がよかったといいます。千葉さんはそこに、ゲイと女性がともに抑圧を受けている現状をみます。同調圧力の中で、「みんながマイノリティーになることが大事」と語ります。
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「デッドライン」は2000年代初めの東京を舞台にした小説です。昨今のLGBTブームが到来するはるか昔、ゲイの欲望の薄暗いところも含めて、あの時代を描きたいと思いました。
僕は19歳でゲイであること…