徳島県内で初の新型コロナ感染者 クルーズ船から下船

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佐藤祐生 佐藤常敬
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 新型コロナウイルスの感染が広がる中、徳島県内で25日、初めての感染が確認された。大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号に乗っていた藍住町在住の60代の女性。県は同日深夜に緊急の危機管理対策本部会議を開くなど対応に追われた。

一緒に下船 夫は陰性

 県によると、女性は夫とともにクルーズ船に乗船。船内でのウイルス検査で陰性だったため、20日に夫婦で下船した。厚生労働省が手配したシャトルバスで横浜港から横浜駅へ移動。京浜急行電鉄羽田空港に向かった。午後3時40分羽田空港発のJAL461便に搭乗し、午後5時に徳島阿波おどり空港着。空港からは自家用車で帰宅したという。

 県は23日、厚労省からこの女性を含む県内在住の6人がクルーズ船を下りたとメールで報告を受けたといい、同日から、健康状態を確認していた。女性は発熱などの症状はなかったが、25日に「帰国者・接触者外来」のある病院を受診してウイルス検査を受け、同日午後8時、県保健製薬環境センターが「陽性」と確認した。夫も検査を受けたが、結果は陰性だった。女性は自宅に帰った後、受診時以外は外出していないといい、県は「夫以外に濃厚接触者はいない」とみている。

 クルーズ船を下船した人のう…

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