彼女との身長差25センチ 人なつっこい小さな「超人」

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 東京パラリンピック開幕まで25日であと半年。前回のリオデジャネイロ・パラリンピックで金メダルゼロに終わった日本は金20個獲得を目標に掲げる。だが、そこには様々な背景を持つ世界の超人たちが立ちはだかる。

1センチ差、リオで金獲得

 取材カメラに向かって、肩を寄せ合う2人の身長差は25センチ。身長140センチのニコ・カッペル(24)は同居する彼女との付き合いについて「手も普通につなげるし、何も問題ないよ」。彼女も「(付き合う相手は)もう少し大きな男性を想像していたけど、彼と話すと楽しいの。アスリートとしても好きだしね」。

 初出場の2016年リオパラリンピック陸上男子砲丸投げ(F41)で金メダルに輝いた。同じ低身長症のドイツ選手に憧れ、競技を始めて8年目で世界の頂点に。「2位とは1センチ差。運も味方して、最高のパフォーマンスができた」と振り返る。

 人なつっこいキャラが魅力だ。普段の生活で大変なことを尋ねると、「棚の物も踏み台を使えば取れるし、飛行機のエコノミーだって広々使える。みんなが味わう苦痛はないんだから」。背が低いことを個性として笑い飛ばす。

 パラリンピックに出場予定の世界の「超人」たち。「野獣」の異名を持つ選手やブラジルが生んだ最強の柔道家らを紹介します。

 2連覇を狙う東京。リオ以降…

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