滋賀)最澄知るは修行なり 延暦寺で学生が座禅・食体験
安藤仙一朗
来年で没後1200年になる天台宗の祖・最澄(767~822)への理解を深めるため滋賀、京都、兵庫の3府県の大学生・留学生18人が22日から、「1200年分の3日間」をテーマに、大津市の比叡山延暦寺で2泊3日の修行体験を始めた。
初日はふだん非公開の法華堂で座禅を組んだ。住職が「姿勢と息と心をととのえ、自分の呼吸を数えること」などと教える中で約30分間、精神を集中させた。
宿坊では食の修行。「飢えや渇きに苦しむ餓鬼界に施すため、米は7粒ほど取っておく」などと説明を受けて小皿に取り分けた後、音を立てないようにご飯や漬物などを口に運んだ。
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