和歌山で新たに4人の感染判明、県内計9人に 新型肺炎

白木琢歩
[PR]

 和歌山県は17日、県内で新たに男女4人が新型コロナウイルスの感染が確認されたと発表した。このうち1人は済生会有田病院(和歌山県湯浅町)の周辺自治体に住んでいるが、直近の通院歴はなかった。他の3人は、同病院に入院していてすでに感染が確認されていた患者の家族。県内での感染者は計9人になった。

 新たに感染が判明したのは、湯浅保健所管内(有田市と有田郡3町)に住む50代の男性。男性は2月7日に発熱し複数の医療機関を受診したが、済生会有田病院への通院歴はなかった。会見した仁坂吉伸知事は「市中感染の定義には当てはまらない」と述べつつ、引き続き感染経路を調べる考えを示した。

 またすでに感染が公表されている同病院の60代入院患者(別病院に転院)と同居していた母親(80代)、妻(50代)、弟(同)も陽性だった。

 新たに感染が判明した男性2人の病状は安定していて、母と妻の症状はきわめて軽いという。

 県によると、院内感染が疑われている済生会有田病院の関係者については、検査した53人全員が陰性だった。

 これまでに感染が確認された5人は、60代の入院患者のほか、男性外科医(50代)▽同僚の男性外科医(50代)とその妻(50代)▽皮膚科受診の男性(70代)。全員に海外への渡航歴はなく、50代の妻をのぞく4人は1月28日に同病院に出勤したり、外来を受診したりしていたという。(白木琢歩)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

新型コロナウイルス最新情報

新型コロナウイルス最新情報

最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[もっと見る]