太田幸司さん「はしごを外された」 女子野球に体験重ね

有料記事

[PR]

 昨年、所属する約半数の36人が退団し、存続が危ぶまれた女子プロ野球で、「元祖・甲子園のアイドル」が、自らの経験をもとに支援を訴えた。

 10日に都内で開いた記者会見で、日本女子プロ野球リーグは赤字の影響で4チームから3チームに縮小してリーグ戦を行い、拠点も京都1カ所に集約することを発表。席上、リーグのスーパーバイザーを務める元プロ野球選手の太田幸司さんが、自身の体験に重ね合わせてリーグの状況を説明した。

 「お願いがあります」。会見途中、太田さんがおもむろに切り出した。苦境にある女子プロ野球。今季からは限られた練習場を各チームが分け合い、1チーム14~15人という最低限の人数でリーグ戦を乗り切っていかなくてはいけない。誰の目からも「後退」と映る状況を、太田さんは「後退オッケーですよ」と弁護した。

 その言葉は、自身のプロ野球の体験を踏まえてあふれ出たものだった。

ここから続き

 太田さんは三沢(青森)のエ…

この記事は有料記事です。残り483文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません