1本目ミス…滑りながら点数計算した 紀平、挽回2連覇
大西史恭
欧州以外の国・地域で争う大会、フィギュアスケートの四大陸選手権は8日、第3日が韓国・ソウルであり、女子フリーで、全日本女王でショートプログラム(SP)1位の紀平梨花(関大ク)が151・16点の合計232・34点で2連覇を飾った。SP5位の樋口新葉(明大)は134・51点で合計207・46点の4位で、SP4位の坂本花織(シスメックス)は129・72点の合計202・79点で5位だった。
最終日の9日は男子フリーがあり、SP1位の羽生結弦(ANA)が初優勝を狙う。
武器のトリプルアクセルが…
ピンチでも紀平梨花(関大ク)は冷静だった。今季、安定感がグッと増した武器のトリプルアクセル(3回転半)ジャンプ。フリーの構成には2本を予定していたが、その1本目が1回転半になった。「1本目がシングルになって焦りがあった」
このミスで失った点数は小さくない。どう挽回(ばんかい)すれば良いか。紀平は滑りながら考えていた。
そして、演技後半の構成を瞬…
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