アスリートユーチューバー続々 「引退後も生きる」

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野村周平
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 自ら動画を配信する「YouTuber(ユーチューバー)」のアスリートが存在感を増している。練習風景や私生活を紹介し、新たなファンを獲得したり競技の面白さを解説したり。文字より映像の方が動きを説明しやすく、ファンに直接メッセージを届けられるのが魅力という。選手への注目度が高まる東京五輪パラリンピックは発信力を高める絶好機。引退後のセカンドキャリアにも生きると専門家は指摘する。

 ラグビー元日本代表の山田章仁(NTTコム、34)は昨年11月、「ユーチューバー宣言」をした。これまでもブログやツイッターで情報発信してきたが、「誰もが自分の意見を発信できる時代。現役選手でいるうちに様々な形で思いを伝えたい」。カメラや三脚を購入し、デジタルに強いチームメートらに編集協力を仰いで動画を作成。ワールドカップの日本代表選手たちを紹介する「ありがとう企画」などが好評を博す。

 ユーチューバーになるために必要なのは「わずかな勇気」という。「チームに迷惑をかけないように、伝えたいことを伝えればいい。半分は自己満足。選手が意見を言うな、という風潮が以前はあったけど、アスリートの発信を受け入れる環境は整ってきた」

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