シューズ問題、新たな火種 ナイキは新モデル発表

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堀川貴弘
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 世界陸連が先月31日、いわゆる「厚底シューズ」などについての新規定を発表した。長距離界を席巻しているナイキ社製品については「現在販売されているものはOK」という判断となり、「騒動」は収まるかに見えたが、一方で新たな問題も浮上している。

 今月1日、香川丸亀国際ハーフマラソンの記者会見後、川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)がシューズ問題に言及した。「ナイキを履いている選手は、ルールができて安心して走れる。ただ、三村さんのシューズがどうなるのか」

 三村さんとは、これまで五輪女子マラソン・金メダリスト高橋尚子野口みずきらのシューズをつくり、「現代の名工」にも選ばれた三村仁司氏(71)。現在はニューバランスと専属契約を結び、先月の大阪国際女子マラソンで優勝した松田瑞生(みずき)(ダイハツ)の「薄底シューズ」を作った。

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 今回、世界陸連が出した規定…

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