「バスタ」実は国道だった 全国の主要駅前に展開へ

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南日慶子
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 バスやタクシーのターミナル施設「バスタ」について、国土交通省は全国の主要駅前で整備を進めていく方針だ。東京・新宿駅につくった「バスタ新宿」の利用が予想を超えているためだ。政府は4日、法的な位置づけを明確にし、整備しやすくするための道路法改正案を閣議決定した。今の通常国会での成立をめざす。

 バスタ新宿は2016年に開業した。国道20号に面する建物の3、4階部分にあり、新宿駅周辺19カ所に点在していた高速バスの停留所を集約した。バスやタクシーは国道20号から出入りする。国交省によると、昨年4月末時点の高速バスの利用者は1日平均約2・9万人。発着便数は1494便で、当初想定の900便を大きく上回っている。

 国交省は、バスタを国道の一部として整備している。高速バスの停留所を1カ所にまとめて、道路上に停車するバスを減らすことで、国道の渋滞を緩和する狙いだからだ。

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 ただ、法的な位置づけがあい…

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