レクサス30年、退屈と言われたが 19年販売過去最高

有料記事

竹山栄太郎
[PR]

 トヨタ自動車の高級車ブランド・レクサスが堅調だ。誕生30年の節目の年だった2019年の世界販売は、前年比10%増の76万5330台で、2年連続で過去最高を更新。特に富裕層が増えている中国で販売を伸ばした。その中国では今年、ブランド初の電気自動車(EV)も売り出す。高級車ブランドの真価を問われる局面にさしかかっている。

 19年の販売台数を地域別でみると、主力の北米は前年並みの約32.5万台だったが、中国が前年比25%増の約20.2万台、欧州が14%増の約8.7万台。日本も13%増の約6.2万台で過去最高だった。

 18年に発売したセダン「ES」やSUV(スポーツ用多目的車)の「UX」のほか、主力SUVの「RX」も好調だった。

スピンドルグリル」のブランド定着

 レクサスが米国で始まったのは1989年。「世界に通用する高級車をつくれ」。故豊田英二会長(当時)らの号令だった。

ここから続き

 走行性と静粛性の両立をめざ…

この記事は有料記事です。残り1193文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら